オセロでは，辺における攻防が勝敗を決めることがあります。
辺の形にどのようなものがあるか，また，どのような利点や欠点があるのかを学びましょう。
ここでは辺の1つの形である「爆弾形」について説明します。
辺の形：爆弾形とは？
オセロで爆弾形とは，辺のAとBの4マスが○●●○（白黒黒白）や○●○○（白黒白白）の
ように，外側のAのマスに同じ色の石があり，内側のBのマスに別の色の石がある状態のことをいいます。
外側の2マスは同じ色ですが，内側の2マスは異なる色になることがあります。
具体例としては，次の図のピンクの四角で囲まれた状態を爆弾形と言います。
爆弾形では，一般的に内側の方が有利と認識されています。
しかし，良い形とされているブロックでも悪い形があるように，爆弾形でも外側の方が有利になる場合もあります。
爆弾形を利用する方法
次の状態で白番です。
どこに打ちますか？
「＞＞」で手を進めて下さい。
このようにX打ちしたあと，隅を取られても辺に打つことで石を確保することができます。
もちろん将来的にg8に打たなければならない状況になれば，辺をごっそり取られることになります。
この例の場合のこの後の最善進行を見てみましょう。
爆弾形の部分の注目すべきところは，終盤，黒としては黒がg7と打った後，白にh8と取ってもらって黒がg8に打つことを狙います。
それが上手くいくのか失敗するのかがポイントです。
このように爆弾形を利用しようとしてもラインが通ってしまって連打になることがあります。
今回の場合は，今示した進行以外にもラインを通さない最善進行もあります。
まとめ
爆弾形はX打ちが絡むため，進行がややこしくなることがあります。
爆弾形では，X打ちのあとに相手が隅を取って辺に潜れるかどうかがポイントになります。
内側の立場では，相手が隅を取った後に確実に辺に潜れますが，途中で辺に打たされる状況になることが怖いです。
外側の立場としては，相手が隅に打ったときに，斜めが返らないような状況を避けるために斜めのラインに注意する必要があります。
相手が隅に打ったときに斜めが返らないと辺に潜れませんからね。
辺にも色々な形があり，それぞれに面白い特徴があります。
より多くの経験をすることで，少しずつ分かってくると思います。
オセロを楽しみましょう。
