オセロのルール

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オセロのルール ルール

ここではオセロのルールについて説明します。

と言っても,囲碁や将棋・チェスと比べると,めちゃくちゃ簡単なルールです。

ルール自体は簡単ですが,どうでも良いと思っていることでも実はルールで決まっていることもあるので,定例会や大会に出ることを考えている人は知っておくと良いでしょう。

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オセロのルール

オセロをネットやアプリでする場合は,最低限のルールを知っていれば,自動でやってくれるため,特に気にする必要もなくオセロを楽しむことができます。

しかしオセロ盤を使ってオセロをする場合には,最初に石を並べたり,どちらから打つかなどを決める必要がありますね。

石の並べ方や打つ順番を決める方法なども,公式ルールで決まっているため知っておきましょう。

オセロのルールを挙げると次のようになります。

オセロのルール
  1. 初期配置は右手前が白
  2. 黒が先手
  3. 手番は伏せ石で決める
  4. 相手の石を挟める場所にしか打てない
  5. 挟んだ相手の石をすべて裏返す
  6. 打てる場所があればパスはできない
  7. 終局時に石が多い方が勝ち

もう少し詳しく説明していきます。

初期配置

対戦する2人が石を2個ずつ出して,下図のように同じ色の石が斜めに並ぶように置きます。

オセロ盤 石の正しい初期配置

その際に「右手前が白」になるのが正しい置き方です。

下図のように右手前が黒になる置き方は間違った初期配置となります。

オセロ盤 石の間違った初期配置

合計4個の石が正しく置かれた状態からゲームを始めましょう。

先手と後手

オセロを始めるときに先に打つ方を「先手」,後に打つ方を「後手」と言います。

そしてオセロでは黒が先手,白が後手と決まっています。

これは囲碁と同じルールですね。

長谷川氏が1945年の秋に黒と白の碁石を使って,石を挟んだら取るという遊びがオセロの始まりとなっていることから,黒が先手だと決めたものと予想されます。

気軽にオセロを楽しんでいる人の中には,それぞれの色を決めた上で,じゃんけんで打つ順番を決めている人もいますが,残念ながら公式大会ではそのような決め方はできません。

色を決める方法

公式ルールでは「伏せ石」と呼ばれる囲碁のニギリに似た方法で決めます。

引き分けがない場合と引き分けがある場合で少し異なります。

引き分けがない場合の伏せ石

大体の流れを知っていれば大丈夫です。

  1. 段級位上位者(同じ場合は年長者)が1つの石を手で隠して盤上に置く。
  2. 下位者が「上が黒」または「上が白」と宣言する。
  3. 正しく言い当てた場合は「引き分けだった場合に勝ちになる権利」か「石の色を選ぶ権利」のどちらかを得る。
  4. 正しく言い当てられなかった場合は伏せ石を行った者が「引き分け勝ちの権利」か「石の色を選ぶ権利」のどちらかを得る。

引き分けがある場合の伏せ石

大体の流れを知っていれば大丈夫です。

  1. 段級位上位者(同じ場合は年長者)が1つの石を手で隠して盤上に置く。
  2. 下位者が「上」または「白」と宣言し,その面の色を持つ。

石を打てる場所

オセロゲームが始まって,盤上に石を打つ(着手)方法について説明します。

オセロでは石を打てる場所は囲碁ほど多くありません。

石を打つときは,盤上にある自分の石とこれから打つ自分の石で相手の石を挟める場所に石を打たなければなりません。

つまり,あなたが先手(黒)のとき,初手で打つことができる場所は次の×印の4か所となります。

オセロの石の初期配置 黒の初手の打てるマス

最初に打てる場所が4か所ありますが,初期配置が中心に関して点対称であることと,a8とh1を結ぶ対角線に関して線対称であることから,どこに打っても実質同じです。

それでは黒がf5に打ったとしましょう。

その場合,e5の白石が裏返されて黒石となるので,盤面は次のように変化します。

オセロ 黒の初手の後

もし,あなたが後手(白)なら,この状態であなたが打つことができる場所は次の×印の3か所となります。

オセロ 白の初手の打てるマス

挟んだ石をすべて裏返す

オセロでは挟んだ石をすべて裏返さないといけません。

例えば下図の状態の黒番でc4に打つ場面を想定します。

次に黒がc4に打つ盤面

黒石をc4に置くと次のようになります。

黒がc4に打った瞬間の盤面

c4に黒石を置いたことによって,d4とd5の白石が黒石に挟まれます。

黒石で挟まれた白石

d4とd5の白石を裏返すと次のようになります。

黒がc4に打った後の盤面

この後,相手が打つ番になります。しかしd5の石を返し忘れると次のようになります。

黒がc4に打った後に石を返し忘れた場合の盤面

石の返し忘れは反則となります。

「返し忘れ」が起こった場合は,返し忘れていることを指摘しましょう。

序盤ではそれほど「返し忘れ」は起こりませんが,中盤・終盤で返す石が多くなってくると「返し忘れ」が起こります。

特に斜めの返し忘れが多い気がします。

逆に石を多く返す「返し過ぎ」にも注意しましょう。

相手が返し忘れや返し過ぎをした場合にすぐに指摘できるように,しっかり盤面を見ておくと良いでしょう。

打てる場所があればパスはできない

オセロでは打てる場所があるときに,そこには打ちたくないからと言って,パスをすることはできません。

また,パスを何回しても負けになることはありません。

ただし,何回もパスさせられる場合は,相手にすべてコントロールされているため,負けることが多いでしょう。

オセロゲームの終局

オセロゲームの終局,つまり,オセロゲームの終わりについて説明します。

すべてのマスが埋まるか,両者がともに打てなくなった時点で終局となります。

ほとんどの場合は,すべてのマスが埋まって終局となります。

時々1マス空きや2マス空きで終局となることもあります。

終局になったら石の個数を数えて,石が多いプレイヤーが勝ちとなります。

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